平和の象徴ニコライ教会⛪️

今日は月曜日です。

毎週月曜日はいつもよりこの教会の周りには観光客も多い気がします。

それはなぜか…ライプツィヒの市報を参考にして簡単に説明しますね。学生さん必読ですよ🤓

この聖ニコライ教会は、1165年に創建が始まったライプツィヒ最古の教会です。そして、日本ではあまり知られていませんが、ここはベルリンの壁が崩壊したきっかけとなった…というより、この教会から市民が自由を求めてデモを開始した教会です。それも武力のでもではなく、ロウソクを手に持って…光のデモです。(武器は持てない。武力のデモではないということ)

ここから約190km離れたベルリンに向かって動き始めたのです。

歴史的には、この教会では、東ドイツ時代の東西冷戦が続く緊張の中で毎週月曜に平和のあり方を考える「平和の祈」が開かれていました。内容は、言論の自由、政治活動の自由、出国の自由をなど、拘束された暮らしの中で、自由を求める人々が集まっていたのです。それは次第に拡大し、教会外へのデモ行進へと発展していったのです。ベルリンの壁が崩壊したのが1989年11月9日。今年で30年になります。その1ヶ月前の10月9日に平和革命運動のデモ行進がスタートしたのです。そしてこれをきっかけに東ドイツ平和革命の口火がきられ、東ドイツ全土に反体制運動が広まり、1か月後のベルリンの壁崩壊につながったのです。

凄くないですか?デモ行進を警備していた警察官まで、銃を捨てロウソクに持ち替えて参加したそうですよ。

1989年10月9日、7万人の参加者が「我々が人民だ(Wir sind das Volk!)」(=我々こそが主権者たる国民だ)と叫びながら広場や通りを埋め尽くすという大規模なデモ。これが瞬く間に東ドイツ全土に広まった反体制運動はその1ヶ月後にベルリンの壁を崩壊させ、わずか1年後には東西ドイツが統一されました。ニコライ教会は「東西ドイツ統一革命の出発点」として世界史にその名を刻み、ライプツィヒの象徴として現在を生き続けています。

ね!知らなかったでしょ?

音楽の街、ライプツィヒは自由を求め、歴史を変えた街でもあるのです。

今年は平和革命30年。10月9日はいつもに増して賑やかな街になることでしょう。

今日は月曜日。17時から平和集会がありますね。

私は…テスト勉強頑張ります😆💪