司令官が愛した平和の酒は佐賀産

5月3日憲法記念日ですね。日本国憲法は連合国総司令部の司令官であるマッカーサーさんの指令で草案が起案されたことは有名です。施行され現在まで一度も改訂されていない世界最古の現行憲法です。今は改訂問題は色々ありますが…そこは省略します。

日本国憲法は、1946年11月3日に公布され翌年1947年5月3日に施行されました。これもみんな知っています。ところが、この憲法を作るまでにマッカーサーの平和憲法の指針となると出来事が1945年に起こったのです。

それは、戦後のゴタゴタしてる時のことです。GHQ総司令官主催のパーティーに佐賀の陶工十二代酒井田柿右衛門さんが招待されました。当時、柿右衛門さんは佐賀から東京へ何のために招待されたのかよくわからなく、出発の前日に親交の深かった瀬藤平八さんのところで最後の酒になるかもと朝まで飲み明かしたそうです。そしてその瀬藤平八さんは自分の蔵の酒「東長」を柿右衛門さんに持たせたそうです。そのパーティーの席でその佐賀の酒をマッカーサーが気に入りGHQの指定商品にしたということです。当時はまだ米は配給制度でしたが酒造りの米は特別に準備してくれ、日本酒が守られたのです。

マッカーサーはそのパーティーで日本の文化や守るべきものを見極めていたのかもしれません。それが後の日本国憲法に結び付いたのかも…私論ですけど…しかし、戦後、日本とアメリカの平和の象徴となったのは日本酒です。「東長」です。佐賀です。

ということで…本日の曲は私がお酒を飲みたい時に流れてくる曲…オペラ「イーゴリ公」より宴の席での音楽です。

アイキャッチ画像は実家にあるチラシです。