日本では、夏の甲子園大会が中止になりました。昨日は高校球児が泣き崩れるニュースばかりで、見てるだけで辛かったです。高校生は甲子園を目指すことはできなくなったけどこのチームで少しでも多く試合をしたい、野球をしたいと言ってました。そうなんだよね。野球がしたいんだよね。本来の目的だよね。
吹奏楽を愛する高校生には、吹奏楽コンクールだけでなく、夏休みに全日本高校選抜吹奏楽団として海外で演奏することができるチャンスがあります。しかし、これもまた出入国が禁止されているので中止でしょう。
私はよく「目的と目標は違う」と子どもたちに話をしてきました。「コンクールは一つの目標であり、コンクールで金賞をとることが吹奏楽をやっている目的ではない。音楽を通して素敵な人になるのが目的なのだ」と…部活動に関しては色んな考え方があります。大人が、指導者が「何のために」の柱をしっかりもち、何があってもぶれなければ活動は意味あるものになると思います。
今日は、フランツ・フォン・スッペさんの命日です。
オーストリアの作曲家です。序曲「軽騎兵」です。この曲は指揮者の個性がよくわかります。最初のFanfareのトランペットの演奏です。YouTubeでは沢山演奏されたものが投稿されています。指揮者により音楽の表現の仕方が変わるという授業にも使えますよ。
ウィーンフィルやベルリンフィルなどのプロの名演は沢山ありますが、今日はあえて、日本の高校生がウィーン国立歌劇場で演奏している高校選抜吹奏楽団の演奏を紹介します。どうぞお聴きください。