「風立ちぬ、いざ生きめやも」

昨日も今日もとしこの森には、いい風が吹いています。木々の葉が風にサワサワと音をたて、木々の間の木漏れ日がここちよい季節ですね。風を感じる時に私の脳裏に浮かぶのが堀辰雄さんの「風立ちぬ」です。愛読書の一冊です。読む時期により風の吹いてくる方向や触感が変わるから面白いです。朝ドラ裕一にも風が吹いてきました。

今日は堀辰雄さんのご命日です。その日を偲んで今日は本を読んでみたいと思います。

さて、堀辰雄さんのの小説「風立ちぬ」の冒頭近くで語られる有名な台詞「風立ちぬ、いざ生きめやも」。この言葉はとても有名ですね。美しい響きの言葉であり、印象深い句ですが、実はフランス語の原作と意味が違う誤訳であるのではという噂もよく知られています。

ヴァレリーの詩の「Le vent se lève, il faut tenter de vivre」ですね。文学的にいろいろあるようですがよくわかりません。

私は「風が吹いたぞ。生きなければならない‼️」の訳でいいと思いますけどね。

5月もあと少しで終わり、まもなく梅雨がやってきます。今のうちに5月の風を感じてくださいね。

今日はジブリ映画の宣伝用の動画をご覧ください。