ベートーベン特集スタートしました。

やっと日本でもベートーベンさんの生誕250周年を記念する音楽番組の特集が始まりました。

昨日の「らららクラッシック」では、アンバサダーの稲垣吾郎さんと久石譲さんがベートーベンの凄さを語っていました。私が一番共感したのは…ベートーベンさんのプロデュース能力。高邁な理想と下世話な部分と共存させたことで、教会や貴族たちの音楽から大衆の中で流行るように作曲したのですからね。

そして、ピアニストのアンドラー・シュシフさんがベートーベンさんの音楽をこう語っていました。「彼の音楽は常に『生きること』を肯定している」と…

私たちは学校の授業で「苦しみの後に喜びが生まれる(Es gibt Freude nach dem Leiden)」とベートーベンさんが言ってると教えてもらっています。

彼が自らの聴覚を失うという苦しみを乗り越え、音が聞こえなくても心から湧き出る音楽を作り続けて私たちに喜びを与えてくれたのです。困難を受け入れ、それからさらに前に進む生き方が私たちに感動を与えてくれているのです。そして貴族や教会の音楽を大衆も楽しめる音楽へと改革をした人なのです。古典派からロマン派へ。

大衆に向けた音楽を意識していたことがとてもよくわかるのが交響曲第3番第4楽章だと久石さんは言われていました。納得でした^_^

それでは私の尊敬するカラヤン氏とベルリンフィルの演奏をお楽しみください。第四楽章は38分28秒からです。1982年です。来年はまた彼の眠るアニフへ行きたいと思います。^_^