合唱の素晴らしさを教えてくれた立原道造さんの命日です。

世界ぜんたいが幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない。(農民芸術概論綱要)宮沢賢治さんの名言集の中にある言葉です。今こそこれが必要ですね。

さて、言葉と言えば…今日は詩人の立原道造さんの命日です。立原道造さんは建築家であり詩人です。私は若い頃RKB女声合唱団で歌っていた時期があります。合唱の番組にも出てました。この合唱団にいる時に彼の「或る風に寄せて(暁と夕の詩より)」ロマンティックな恋の歌です。女声合唱とピアノとの言葉を交わすように応答し合う美しさは歌った人にしかわからないのではないかと思います。作曲者三善晃さんの繊細な音楽も素晴らしいです。

私が生まれた頃の曲ですが、今でも沢山の合唱団が歌われています。大切にしたい一曲です。

宮沢賢治記念館にも行きました^_^

そして、合唱の授業が出来なくなる、合唱団の存続が難しくなりそうな気配を感じる今ですが、合唱の素晴らしさを伝えていきましょう^_^

さて、今日のおすすめの一曲は日本大学合唱団さんの愛唱歌として作曲された混声合唱曲「しあわせな一日は」立原道造さんの詩で山下祐加さんの曲です。その曲を合唱団ぬくの皆さんが男声合唱で委嘱初演された演奏です。とても短い詩の短い合唱ですが心に深く響いてきますよ。

『しあわせな一日は幾つあったろう
日の終り 疲れた橋に身を凭(もた)れ
かぞえていれば

靄(もや)のなかにともる燈(あかり)は煌(きら)めいて
人の数の千倍のしあわせが
一人のためにあるのだと

やさしい調べで繰返していた』

https://youtu.be/EgfUivchTOU