Ombra mai fùのヘンデルさんの命日

1759年4月14日 ジョージ・フレデリック・ヘンデル さんは74歳で天に召されました。今日は命日です。ヘンデルさんといえば、日本では年末にベートーベンの第九交響曲と同じくらいに演奏されているメサイヤ(ハレルヤ)が有名です。それと、1685年にドイツでバッハさんと同じ年に生まれだということも有名です。

英語名はGeorge Frideric Handel ドイツ名はGeorg Friedrich Händel

そう、ドイツからイギリスに帰化されたことも有名ですね。キリスト教でもプロテスタントのバッハさんカソリックのヘンデルさんと違います。宗派が違うだけでなく作風も違います。沢山書きたいところですが…膨大な量になるのでこの辺で…

さて、今日のおすすめの曲は…日本では「ヘンデルのラルゴ」と言われている曲です。音楽大学に進学した人や歌を習っていた人は一度は歌ったことのある曲ではないでしょうか。私も歌いました。

♪Ombra mai fù〜と一息で言葉が息の上にのって放物線の先に声が響いたのを感じ歌えた時、ものすごく歌うことが楽しいと思えた曲です。

Ombra mai fùはヘンデルさんのオペラ「セルセ」の第一幕第一場の序曲の後主人公ペルシャのセルセ王が歌うアリオーゾです。今日もキャスリーンさんの歌をご紹介しますが、元々は男性ソプラノ(カストラート)が歌う歌です。キャスリーンさんだけでなく、テノールのカレラスさんの歌も素晴らしいです。

この歌は、ペルシャ王セルセが、一本の美しいプラタナスの木陰をほめたたえている歌です。

美しいプラタナスの木に「こんなに優しく心地よく愛すべき木陰は今までになかった。」と歌うとても素敵な歌です。

しかしオペラの内容は…婚約者がいる身なのに弟の恋人を権力を使い横恋慕しようとする愛の奪い合いみたいな内容です。滑稽なオペラです。一度検索してみてください。

アイキャッチ画像は、滝廉太郎さんがドイツ留学中に生活していたプラタナスの並木通りです。木洩れ陽が素敵^_^