恋にまつわる記念日から…

513日メイストームデー(5月の嵐の日)「バレンタインデー」から88日目、「八十八夜の別れ霜」ということで、別れ話を切り出すのに最適とされる日だそうです。余計なお世話です。日本発祥の記念日らしいのですが…日本人の商魂たくましい記念日のような気がしますね。

さて、朝ドラは、裕一君は庶民の音楽ができなくて悩み苦しんでいる中での夫婦喧嘩。音のやきもち。そしてプリンスの登場!またまた面白くなってきました。

昨日の朝ドラでプリンスと夏目さんが歌っていた二重唱はモーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」から「手を取りあって」という歌でした。私も学生時代に、同級生とコンサートで歌いました。

このオペラは今まさに結婚しようという村の娘ツェルリーナと農夫のマゼットの結婚式のパーティーの席でのお話。

ドン・ジョヴァンニは女たらしの放蕩貴族。相手がどんな立場でも関係なく、言葉巧みに愛を語り自分のものにしようとするとんでもない男です。結婚を祝う席で、夫となるマゼットがいる場所で、ツェルリーナはドン・ジョバンニに言い寄られるのです。

そして、ツェルリーナは最初はマゼットがかわいそうだとか言いながら「Andiam!」行こう!と誘いに乗ってしまうのです。ドン・ジョバンニさんも悪い男ですが、この誘われてのってしまうツェルリーナもどんなもんかと思いますね。このオペラがドラマ・ジョコーソと言われるようにまさに喜劇のシーンですね。

このオペラ(ドラマ・ジョコーソ)は1787年プラハで初演でした。大盛況で翌年ウィーンで再演されています。プラハの人たちとウィーンの人たちが聞いたこの作品は内容が少し違ったようです。聞かれるときにウィーン版かプラハ版か調べると楽しいと思いますね。今日はコンサート形式でのフレミングさんのツェルリーナです😊💕お楽しみ下さい。