ご褒美にThomanerchor Lipzig

語学学校三週目が終わりました。

来週が実力テストです。これまで私は自分を追い込むために、バッハ祭りがあっているにもかかわらず、音楽の街にいるにもかかわらず、今日まで演奏会に行ってませんでした。ひたすら学校⇄アパートの毎日でした。学校でも自宅でもひたすら勉強勉強。そう、この日のために…。

トーマス教会のカンタータを聴いてきました。

カンタータはBWV21.172.31の3曲でした。全てキリスト教の行事のためにワイマール時代に作られた曲です。

BWV21番は三位一体節のための曲。日本語で「我がうちに憂いは満ちぬ」1713年の作品。聖書の詩の言葉と音楽がよくあってるなぁと思う曲でしたが、ソプラノのアリアの歌詞がうなだれるため息だったのがため息に聞こえなかったね〜と友人が言ってました。そうだなぁと納得。ソプラノとバスの二重唱は神と人間の魂のかけ合いのはずが完全に愛の二重唱になってて面白かったです。

BWV172番は降臨節のための曲。日本語で「歌よ響け」です。バッハさんが楽師長に就任した時の3作目だそうです。天国の至福を歌う曲。チェロと鍵盤のオブリガードが良かった。とにかく、Thomanerchorの少年合唱団が素晴らしかったです。発音はソリストの歌よりも私は少年たちの歌声の方がよくわかりました。

そして、私はドイツ語を正しく発音したくてここに来ていますが、こうなくっちゃと思いました。言葉を大切にすることは日本語も同じです。言葉がわかる歌、合唱じゃないといけないなと改めて思いました。

そして、BWV31番は復活祭の曲。「天は笑い地は歓呼する」1715年の曲。まぁ、第一曲目のトランペットとティンパニが華やかでした。ゲバントハウスおそるべしです。

バッハさんのために大変貢献されたメンデルスゾーンさんの功績に脱帽です。

先日載せたバッハ像は観光客の皆さんが必ず撮影されるものですが、実はバッハ像はこっちの方が先に作られたものです。それもメンデルスゾーンさんのおかげです。建立の際、バッハさんのお孫さんも立ち会われたそうですよ。

明日の夜はトーマス教会でオルガン演奏を聴きます。席はバッハさんのお墓の前あたりです。教会に鳴り響くオルガンの音を想像するだけで鳥肌が立ちますね。

待ちに待ったコンサート前のテンションBRです。
こちらの古い銅像が大変価値があるのです。
2階の1列目前すぎるほど前でした。