祈りと音楽…それは人生🙏

9日、テレビ放送なのに、ピアノの演奏で久しぶりに鳥肌がたちました。朝5時から放送のクラッシック倶楽部。メナヘムプレスラーさんの演奏に涙しました。

メナヘム.プレスラー氏

ドイツ生まれのイスラエル系アメリカ人。ナチスドイツ時代に命がけで亡命したピアニストのメナヘム・プレスラー氏は、90歳でベルリン・フィルにデビューを果たされました。90歳で⁉️と一般的にはそこだけで驚きますが、私が驚いたのは音楽そのものでした。鍵盤をなでるような柔らかく優しいレガート。そして、聴いているわたしが息を止めてしまうような静かな透明感のある弱音。音はでないのではと思うほどのppp…。音が言葉に変わりました。特にドビュッシーの月の光は、早く夜になり月を見たいと思いました。そして、翌日10日、これまた心に驚くピアニストに出会いました。日本人ピアニストの賀集裕子さんの演奏でした。凄かった。2日続けて正座して聴きました。賀集さんはエリザベート王妃国際音楽コンクールの日本人初の入賞者です。長い間音大の客員教授として教鞭を取られて、80歳を過ぎてもピアニストとして活躍されています。何とプレスラー氏と同じようにドビュッシーの月の光を演奏されました。深くて、透き通るような音色。思わず手を合わせてしまいました。

お二人の演奏を聴いて、音楽は祈りそして人生だと思いました。その人がどんな人生を生きてきたのがが音楽で伝わるのです。祈りが音楽になるのです。

今日は祈りの日です。「自助、共助、公助」を考える日です。そして、音楽を静かに聴く日です。

お二人の祈りの音楽を聞いて、私はまだまだだなぁと思いました。

演奏はお二人の名前で検索してください。たくさん聞けますよ。この感動、聞けばわかります^_^

アイキャッチ画像は賀集さんです^_^