ハイドンさんとブラームスさん

昨日、またまた当日券で行ってきました😊

運良くこの前のクララさんの演奏会と同じ席が空いてたので同じ場所から鑑賞😊💕

本当は音響の良い席で聞くべきでしょうか、ブロムシュテットさんの指揮法とコンサートマスターと前回とても気になった第2バイオリンのご年配の奏者の奏法を見たくて同じ席を買いました。

プログラムはハイドンさんのロンドンシリーズの最後の交響曲104番とブラームスさんの最初の交響曲第1番。どちらも有名な曲なので皆さんご存知だと思いますので楽曲の解説は色んな著名な音楽学の先生方の本を読んでください。ブラームスさんのこの交響曲はベートーベンさんの第10番目の交響曲だと言われるほど、本当にベートーベンさんの交響曲を意識して作られていることがわかります。第四楽章のThemaはまさに歓喜の歌でした。

今回、ブラームスさんの演奏を得意とされているブロムシュテットさんがどんな音楽を表現されるのかを見たくて聴きたくて行きました。指揮棒を持たない指揮者として日本でもお馴染みです。N響との共演を聴かれた方も多いのではないでしょうか…昨日の演奏会は、指揮者とオケのメンバーと聴衆が同じ気持ちになれるという何とも表現し難い空気感を感じて涙しました。音楽は時を超えて言葉を超えて蘇るのだという感覚です。

また、ハイドンさんの交響曲も楽しかった。木管楽器の演奏が美しく、奏者の方々が心から音楽を楽しんで演奏しているのがわかりました。これは全てブロムシュテットさんのお人柄のよさだと思いました。演奏中に微笑みながら演奏している人の多いこと。そして、アインザッツを揃えるためにティンパニー奏者も弦の奏者もみんな音が聞こえるほど鼻からブレスしてました。

「息」を合わせるとは読んで字のごとく…「自らの」の「心」を合わせることなんだと再確認💕

歌も楽器も全て息を合わせることなんですね。

そして、今回1番楽しかったことは、気になる第2バイオリンのご年配の奏者の音楽がちゃんと音楽を理解して演奏されていることがわかりました。それは、ビブラートのかけ方です。

その昔、私が習っていたバイオリンの先生が言われていた言葉を思い出しました。

先生は…

ビブラートはいつでもやるのではなく必要な時にやるんだよ。作曲家が求めているか求めていないかでも変わる。古楽器のバイオリンではビブラートはかけにくい楽器だから揺らしても変わらないからトリルみたいにする。あまり効果はない。今のモダンバイオリンはビブラートはしやすいけど、下手な人がやるとただ音程が曖昧になるのでやらない方がいい。先ずは正しい音程で演奏しよう。モーツァルトのお父さんがこのことについて本に書いてるから読んでみてごらん。ビブラートは、音楽の神様が必要だと感じる時にかけるんだ。…こんな感じでした。先生違っていたらごめんなさい。英語だったけど本を見せてくれました。

その時は、「神様が求めている時?」

とよく分からなかったのですが、昨日の演奏でよくわかりました。このことは、指揮者や、演出家、コンサートマスターに聞いてみないとわからないことで、私は何の根拠もないのですがそう感じたのです。ビブラートは好みと言われれたら好みかもしれませんがね。このことについてバイオリン奏者の皆さんに聞きたい項目になりました。

私と次会うバイオリン奏者の皆さん、教えてください。よろしくお願いします。

今夜も同じプログラムで演奏会があります。ライプツィヒにいらっしゃる方、当日券があります。是非行かれてください。

明日は、ドイツの子どもたちの合唱を聴きに行きます。楽しみです💕